自動積立を活用
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貯蓄目標も決めて、方法も学んで実践に入る方もいらっしゃるかと思います。
実際に貯めるにはどれが一番有効的な実践方法なのか・・・
まずはこれを思い出してください。
収入−貯蓄=支出
そうですね。貯蓄をするには、収入から貯蓄を引いてからやりくりするという方法が一番でした。
現在、大抵の人は給料は銀行振込だと思います。
普通なら、ここで給料が出たからお金を引き出して・・・引き出した中から貯金・・・となるのですが。
そうです。銀行振り込みされた翌日にでも自動的にお金が貯まるようにすればいいんです。
そこで、発揮するのが各銀行が提供している自動積立商品(預金)です。
中には自動積立を行っていない銀行もありますが、
そのあたりは各銀行に問い合わせてみましょう。
一例ですが、大手銀行では下記のように自動積立商品を取り扱っています。
三菱東京UFJ銀行自動つみたて定期預金
みずほ銀行積立定期預金
三井住友銀行特典付積立<りぼん>
その他の銀行については大変申し訳ありませんが、各銀行にお問い合わせください。
もちろん、一般の都市銀行・地方銀行等だけではありません。
民営化が決定された日本郵政公社(郵便局)でも同様の積立商品があります。
似たような商品で名前が違うものがやたらと多いですが、管理人が行っていたものとして
ゆうちょ銀行自動積立定期貯金
があります。最長4年間の預け入れが限度です。
毎月、自動で指定した金額が貯まっていくわけですから、知らない間に貯まっていた・・・
なんてことがあるわけです。
当然、初めから引かれているわけですから、残ったお金でやりくりすればいいだけですし
わざわざ、引き出して預けなおす手間もありません。これは便利ですね。
そしてそして、この自動積立の威力をさらに発揮させることができるものがあります。
それは・・・
複利効果です。
複利とは、簡単にいいますと利息が利息を呼ぶ・・・あ、ややこしいですか。
例えば1万円を自動積立の複利でやっていたとしましょう。
1年後には当然ですが利息が付きます。利息が100円だったとしましょう。
普通に考えると1万円しか預けていないわけだから、翌年の利息も1万円分の利息と
思ってしまいますが、複利の場合は全然違います。
もうお分かりだと思いますが、翌年には1万100円に対しての利息がつくようになります。
(複利と違い、元金のみにしか利息計算されないものを単利と呼びます)
では、どれだけの違いがあるのか。
それはこちらのページで計算していただけます。⇒いろいろ複利計算シート
100万円を基準に年利率1%の固定金利で10年間運用。これを単利と複利で計算すると・・・
単利計算⇒利息は10万円。よって元金との合計は110万円。
複利計算⇒利息は10万4622円。よって元金との合計は110万4622円。
一目瞭然です。複利はかなりの威力があります。
これが自動積立でやっていくとかなりの違いが出ます。
例えば、1万円を30年間積み立てる場合と2万円を15年間積み立てる場合。
年利率は1%の固定金利として計算します。
元金は最終的には全く同じになりますので、説明は省きますが、問題は利息のほうです。
さきほどのいろいろ複利計算シートの一番上の計算式でやってみてください。
結果はといいますと・・・
1万円を30年間⇒利息は615,929円
2万円を15年間⇒利息は301,887円
なんと恐ろしい(笑)少ない積立金額でもこつこつとしていれば、こんなにも差が付いてしまいます。
自動積立に限らず、積立はとにかく早いうちから、少しでもやるほうが断然お得なわけです。
いきなり無理な金額はしなくてもいいんですよ。
もちろん、銀行によって最低預入額が決まっていますが、その最低から始めればいいんです。
知らない間にずっと貯まっていって、ン十年後には・・・
積立をなめてちゃいけません。是非実践しましょう。
さて、以上が自動積立・・・これだけではありません。
勤務している会社に社員預金・財形貯蓄などはありますか?
勤務している会社によって異なりますが、場合によっては銀行の自動積立よりも
金利が優遇される場合があります。
積立をするなら、少しでも有利にしないともったいないですよね。
このあたりは会社の総務部・もしくは経理ご関係の担当の方に尋ねてみましょう。
もちろん、複利のお話も聞いてみてくださいね。 |
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